着物〜はごろも

着物暮らしの徒然日記
着物まわりの人・もの・事柄
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絽縮緬と縦しぼ
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    半襟も衣替え。

    ちくちくと、絽縮緬と縦しぼの半襟を縫う。
    単衣の六月の半襟は、いきなり平絽ではなく、
    季節の変化の順を追って、半襟もあわせていきたい。

    五月、単衣の着物に平絽の半襟をつけている方をみかけたが、
    ここは塩瀬の半襟、帯揚げも袷の小物を使いたい。

    皆さまも、五月から六月の小物合わせ、帯合わせなど悩まれることが多いかと思いますが、いかがでしょうか?

    毎日、着物を着ていますが、正式な決まりごとのある席ではないので、
    決まりごとをきちんと押さえておくところと、アバウトなところと
    使いわけています。

    半襟でいえば、レースの半襟。
    これは、決まりごとにはないものです。
    どんなレースをどの時期に持っていくか?
    決まりごとが無い分、センスを問われます。

    桜色のしっかりしたレースは、塩瀬の半襟の上に掛けて、早春から。
    若草色のレースは、やはり塩瀬の半襟の上にして桜の頃から芽吹きの頃に。
    透け感のあるレースは、五月に単衣を着たときから六月まで。
    五月は塩瀬の半襟の上に、六月は絽の半襟の上に重ねてつけます。
    そんな感じで、自分なりの季節感を持って使い分けています。

    18才の頃、着物の本で6月から9月にかけての移り変わりをみたときに
    こんなに細かく素材を使い分けていくとは!?と驚きました。
    その時は、夏に着物なんて着ることは無いから、私には関係が無いことだ。
    と詳しく知ろうとしませんでした。
    今思うと、もったいないことでした。
    人に尋ね歩かなくても、着物と帯の組み合わせや素材の使い分けは
    出来ていて、まだきちんと守られていたのではと思うのです。
    横着なことをしていたら、だらしない!とピシャリと言う方がいたから。
    そして、恥ずかしいことだわ、と受け止める素直さがあったと思います。

    珍しいことは、記録に遺されていくのですが、
    ほんとに当たり前のことは、当たり前すぎて記録に残すということさえ
    なかったので、その習慣がなくなってしまったときには何も残らないという
    皮肉なことになってしまう。
    日本文化の伝統のことを考えるときに、当たり前にしていたことが
    消えてしまわないうちに、そのエッセンスを受け継いでいきたいと
    節に願います。
    そのためには、元のものを知ること。
    日本文化の伝統を感じ取れるものから、その元を感じ取ること。
    それを現代に受け継いて活かしていくこと。

    そんなことを考えながら、三枚の襦袢にそれぞれの半襟を縫いつけた。
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