着物〜はごろも

着物暮らしの徒然日記
着物まわりの人・もの・事柄
着物でお出かけ 椙山
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    2009年7月13日(月)
    椙山大学オープンカレッジ 十二単の最終講座を見学。

    十二単・束帯のお服上げに始まり、蛮絵装束、雅楽の演目は舞楽「登天楽」
    と進みました。最後は、写真撮影。

    今回は、十二単の後衣紋者を務めさせていただきました。
    そのため、皆さんとご一緒にというわけにいかず、
    初めて参加して頂いた方には、最後のご挨拶も出来ずに失礼致しました。

    この日の名古屋は、34度。
    大会議室は冷房が入っているのですが、袿袴着姿での衣紋は汗だく。
    前衣紋者のKさんと息を合わせることを心がけました。




    練習のときよりは、本番の方がよかったかな。。。
    お方さまは、今回の受講生。
    初めての体験でしたが、あまり汗をかかないそうで、助かりました。



    初めて見学された方から、「手さばきなどの所作が美しかった」と。
    「おくりびと」を思い出された、とお話くださいました。
    所作のことはお稽古の時から、まず心かけるポイントなのです。
    きちんと見てくださって、ありがとうございます。



    前衣紋者のKさんは、日々鍛錬されていらっしゃるので本番に現れますね。
    私は、反省する点がいくつかあり、冷や汗も…。
    これからのお稽古に活かしていきたいです。



    先輩方は、束帯、蛮絵装束を 静かにこなされていきました。
    裏付けにて、3名の蛮絵装束も仕上がり、初めて拝見する舞楽「登天楽」
    4名がゆったりとした動きを息を合わせて舞う。
    装束の美しさも重なって、雅やかな時に暑さを忘れておりました。



    終了後、お茶をされる方は、ゴブリンカフェへ移動。
    私は、片付けを終えて駆けつけ、イチジクタルトを頂きました。



    参加してくださった方々は、ほとんど初顔合わせでしたが、
    そこは着物が好きな方ばかり。
    楽しくお話が進みましたが、雲行きが怪しく…。
    慌てて帰り支度。とうとう雨が降り出しました。

    あちゃ…。レースの日傘は役に立たない…。
    すると、ビニール傘をお店の方が貸してくださいました。
    感謝。

    帰り道
    南は、雨が降っておりませんでしたよ。



    ご参加の皆様、暑いところお疲れ様でした。

    次回の「着物でお出かけ」は11月8日(日)南知多を予定しております。
    着物でお出かけには、丁度良い季節です。
    詳しくは、改めてお知らせいたします。




    | 装束 | 23:46 | comments(4) | trackbacks(0) |
    春のたかくら会 京都
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      春のたかくら会が、京都八坂神社・常盤新殿にて開催されました。

      お服上げの最後の部にて、十二単の後衣紋者としてデビュー!
      しかも、真新しい御衣装を扱わせて頂きました。
      滅多なことでは、十二単のしつけを取るなんて経験できません。
      こんなチャンスを頂けた事を感謝します。



      袿袴(けいこ)姿にて、お服上げを行います。
      切袴(きりばかま)に袿(うちき)。
      その袿を引き上げ、からげて着るものです。
      私が着た袿は、七宝繋ぎの柄でした。


      別室にて「加冠(かかん)の儀」が行われました。
      これは、光源氏の御元服。
      初めて御冠(おんかんむり)をおつけになる儀式を再現。


      童の髪は、左右に振り分け「びんずら」と呼ばれる垂髪にしています。
      はじめて冠をつけるため、髪の毛を頭の上でまとめ、
      「髻(もとどり)」をとり(結髪)これにかぶせ冠をつけます。
      そして、加冠の後、未成年の装束、闕腋御袍(けってきのごほう)から
      大人の束帯として縫腋御袍(ほうえきのごほう)に着替えられました。


      桜咲く、京都にての雅やかな一日でした。


      | 装束 | 00:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
      奈良 たかくら会
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        11月5日 13:00〜15:30 なら100年会館 中ホール にて
        衣紋道 眩厠 「たかくら会」が開催されました。

        名古屋道場の門弟として参加。
        袿袴姿(けいこすがた)を裏で着付けする後(うしろ)の役目。

        表舞台には、出ない と思っていたら…。
        突然、男性装束の施設方の一人に と呼ばれた。
         束帯(そくたい)闕腋袍(けってきほう)の方の
         「矢なぐいと弓」を舞台の所定位置に置く役目。

        その立派な弓と矢なぐいは、江戸時代のもの
        くれぐれも粗相のないように と。

        二本づつ束に綺麗に並べられた とうし矢が十四本とおとし矢が一本
        全部で十五本の矢。
        矢が立てられている黒塗りの正面には、桐が蒔絵で施され、
        二匹の蝶が飾られている。
        矢を括った紐の先には、鶴と蝶の飾り二組づつと水晶。
        弓にもキラキラと静かに光る紅い蒔絵。

        普通は、手に持つ事も許されないであろうものを…。

        無事、終了。

        奈良と弓と矢なぐい
        思い出深い たかくら会 となりました。
        | 装束 | 00:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
        椙山オープンカレッジ最終講義
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          「椙山女学園大学オープンカレッジ 最終講義 」
           十二単・束帯の実演  

          星ケ丘にある大学会館3階(大会議室)にて
          実演(13:20〜14:50)
          椙山大学オープンカレッジ「十二単のお話し」に受講した方の
          最終講義にあたります。
          正式な十二単・束帯の実演 ですので、
          受講生だけでなく、興味のある方にはみて頂きたいと
          衣紋道高倉流 名古屋教場会頭の許しを得ております。 

          「着物でお出かけ」イベント
          学食ランチを大学会館1階(12:00〜)
          実演見学
          お茶(星ケ丘三越1階)
          5名の方のご参加いただきました。

          「解きあわせ」のことや
          あまり見ることができない「束帯」
          また後姿はどうなっているのか…など
          最後は撮影会になり、
          束帯のモデルをつとめた日本文学の講師の先生と
          十二単のモデルをつとめた椙山の学生さんを囲みました。

          デジカメを忘れ、携帯の画像を少しアップします。
          今回はプロのカメラマンが記録係りとして参加いただきましたので
          写真をみせてもらえるのを今から楽しみにしています。

          取り急ぎ、参加頂いた方にお礼申し上げます。


          | 装束 | 19:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
          十二単のお話 唐衣(からぎぬ)・裳(も)
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            6月22日 第4回目  唐衣(からぎぬ)裳(も)

            前回は、五衣(いつつぎぬ)でした。
            五衣の五から一の衣までをお着せした後、
            五衣の襟を一つに取り直します。
            これを「ときあわせ」といい、単と五衣の色の取り合わせや色目の美しさがよくわかります。
            「ときあわせ」は高倉流の特徴的な襟合わせです。

            五衣の上は「打衣(うちぎぬ)」です。
            もともとこの名は、紅染めの綾織物(あやおりもの)を
            砧(きぬた)で打って、柔らかさと光沢とをもたせてことによります。

            打衣の上には「上着(うわぎ)」を重ねます。
            これまで重ねたものの「上に着る」の意味から名づけられました。
            この上着には、地文に立体感を持たせるため文様部分の横糸を浮かせて織った「浮織物(うきおりもの)」、さらには、この浮織物に別の色の横糸で上文(うわもん)を織り出した「二倍織物(ふたえおりもの)など豪華な織物が使われました。

            上着の上に「唐衣(からぎぬ)」を着けます。
            もともと中国大陸からもたらされた衣服なので、日本的になったとはいえ、「唐の国に衣服」の意味で「唐衣」と呼ばれたようです。

            唐衣の背に「裳(も)」を当てます。
            裳は唐衣の背に当てて着ける「大腰(おおこし)」
            後に引く二筋の「引腰(ひきこし)」
            裳を腰に結びとめる「小紐(こひも)」と「小腰(こごし)」
            八幅(やはば)からなる「裂(きれ)」から構成されています。
            平安時代、女性の成人式はこの裳を着ける儀式でした。


            これで、十二単を構成する着物は全部出てきました。
            「十二単」の「単(ひとえ)」とは、もともと肌着だった衣。
            単の上には、五衣・打衣・上着・唐衣までで八枚、
            裳をいれても九枚です。十二枚ではありません。
            それなのにどうして十二単(じゅうにひとえ)というのでしょう。

            延慶本「平家物語」や「源平盛衰記」の中で壇ノ浦に身を投げる
            建礼門院平徳子の装いを「弥生の末のことなので藤がさねの十二単であった」と記しているのが初めてです。
            その後盛んにに用いられるようになってゆきます。

            十二単の現在の正式名称は
            「五衣・唐衣・裳」といいます。
            | 装束 | 00:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
            十二単のお話 五衣(いつつぎぬ)
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              6月8日 第3回目「五衣(いつつぎぬ)」

              単(ひとえ)の上に「五衣」をまといます。
              この「衣(きぬ)」は別名「褂(うちき)」
              「ちょっと着るもの・はおるもの」の意。
              たくさん重ねていた衣を基本的に五枚としたので
              「五衣」の名で呼ばれます。

              「五衣」は「単」との色の組み合わせによる
              「重ね色目(かさねのいろめ)」にて、四季移り変る自然を託しました。「梅」「桜」「菊」など、色目を表すのに花の名が多いのはそのためです。
              「萌黄の匂(もえぎのにおい)」「紫の薄様(うすよう)」などの言い方は、同系色のセットを意味します。
              「匂(におい)」は単色の濃淡を、
              「薄様(うすよう)」は濃淡に白を加えた組み合わせを言います。

              時間の都合上、三枚までの実技に入りました。

              前回の「単」とまったく同じ。「単」を「お方(かた)」にお着付けしたのとそっくり同じ動作を両衣紋者(えもんじゃ)でそのまま繰り返すわけです。
              「五衣」の最初の一枚「五の衣(ごのきぬ)」の左右のひだを抜いたら、前衣紋者は「お方」の衣の前を少し開き、衣(きぬ)の形を崩さぬように丁寧に衣紋紐を抜きます。
              単と五の衣とが一本の紐でとめられてる状態になります。
              引き抜いた紐は、後衣紋者が取りやすいように束ねて「お方」の左裾の上に置いておきます。

              これを繰り返すことで、十二単は最終的にたった一本の紐で留められることになるのです。

              | 装束 | 23:11 | comments(0) | trackbacks(1) |
              椙山オープン・カレッジ 十二単のお話し(二回目)
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                第二回目は「単(ひとえ)」のお話しと着け方。

                小袖・長袴の上に「単」を着ます。
                この単は、もともと肌着だったことから、どの装束にも着けることが原則です。

                国宝「源氏物語絵巻」の「夕霧」の場面
                素肌に薄物の単と長袴だけを身につけた雲井雁(くもいのかり)の姿がありました。
                盛夏の女性の様子は肌着だけをまとった姿だったのです。

                夏には都合のよい袖口の大きく開いた着物も冬には困りもの。
                そこで、庶民が着ている小さな袖の着物を
                絹でつくり綿を入れてきてみよう、と「小袖」は肌着として愛好されてゆきました。

                肌着としての「小袖」が現れたことにより、
                「単」は十二単の一構成単位となりました。
                「十二単(じゅにひとえ)」の「単(ひとえ)」のことです。

                第一回目の復習も兼ねて、帯を御所結びにして長袴を着けます。
                本日はここから!

                後衣紋者は入帷子(いれかたびら)から単(ひとえ)を取ります。
                手順にそって「お方(かた)」に着せかけます。
                前衣紋者は手順通り「衣紋(えもん)ヒダ」を取り、
                衣紋紐を「お方」の中心で「衣紋結び」にします。
                前後の衣紋者は息を合わせ「お方」の右左の順に脇下の部分を
                紐の上方へ少し引き上げてゆるみを持たせます。
                「衣紋ヒダを抜く」といい「お方」の肩の動きを助けるためにいたします。

                「単」が一番基本になります。
                何ごとも土台がきちんとしていると上に重ねるものも美しく仕上がっていきます。
                「単」を美しく…皆さん真剣に取り組みました。
                | 装束 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
                椙山オープンカレッジ「十二単のお話し」
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                  椙山女学園大学のオープンカレッジ「十二単のお話し」(全5回)
                  の講座に出かけました。

                  有職文化研究所の衣紋道高倉流 
                  仙石宗久会頭に指導を受けている名古屋教場 松本亀代子会頭のお話。
                  実技を交えての充実した90分でした。

                  第1回目は、「長袴とそのお服上げ」

                  両足をそれぞれ別に包み、下半身を覆って腰にとめるものを「袴」といい、
                  平安時代の貴族社会においては男女ともどの装束にも袴をはいていました。
                  女性の袴には、足の出る短い「切袴」(きりばかま)と
                  足の出ない「長袴」(ながばかま)とがあります。
                  十二単には「長袴」を着けることになっています。

                  ???この前お式を挙げられた有名な方の袴は…???

                  長袴の色による区別は、
                  濃色(こきいろ)の袴は未婚から結婚して第一子出産まで用いることができ、
                  それ以後は緋色(ひいろ)となる慣わしとなっています。

                  十二単などの装束を「お服」といい、
                  装束をお着けすることを「お服を上げる」といいます。
                  装束をお召しになる方を「お方」(おかた)とお呼びします。
                  「お服上げ」をする者を「衣紋者」(えもんじゃ)と呼びます。
                  「お方」の前で装束を着ける者を「前衣紋者」(まええもんじゃ)
                  後ろにおいてお服上げをする者を「後衣紋者」(うしろえもんじゃ)といいます。
                  もともと前衣紋者は後衣紋者の補助・介添役に起源がありますので、格は後衣紋者の方が上となります。

                  白小袖の白衣を着け、帯を御所結びにします。
                  そして、長袴を着け袴の腰紐をお方の右前で結びます。

                  交代で実技にはいります。みんな真剣!

                  ところで、長袴で歩いたことはありますか?
                  時代劇の長袴で廊下を歩くシーンを思い出し…
                  少し蹴り上げるように足をだすと、上手く歩けました!!!

                  江戸時代の宮廷で通常服とされていた
                  「大腰袴」(おおこしばかま)と呼ばれる官女の姿も体験。
                  お雛様の三人官女で、この姿をしたものを見たことがあります。
                  とても身近に感じられ、官女の気分!

                  <お問い合わせ>
                   衣紋道高倉流 名古屋教場
                   愛知県名古屋市西区栄生1-35-24
                   052-551-6251

                  | 装束 | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
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